スーツについた汗の手入れ方法【タオルで簡単ケア】
2016年12月16日更新
スーツを着用していると、生地に汗がついてしまいます。汗の手入れをしないと、汗による汚れがたまるだけでなく汗シミの原因となり、スーツの寿命が短くなります。かといって毎回クリーニングにスーツを出すわけにもいきません。そこで試してもらいたいのが、タオルを利用した汗の手入れです。ブラッシングと合わせれば、クリーニングなしでスーツを綺麗に保つことも可能です。それでは、スーツについた汗を手入れする方法を紹介します。
汗対策の前にブラッシング
汗の手入れをする前に、洋服ブラシでスーツについたホコリを落とすことが必要です。汗対策の前にブラッシングを行いましょう。
濡れタオルで汗を拭き取ろう
汗の手入れ方法は簡単です。お湯に濡らしたタオルを固くしぼって、汗がついた部分を中心に拭き取ります。生地を傷めないようにタオルを軽めに当てましょう。お湯の温度は50~60℃くらいがおすすめなので、タオルを絞る際に火傷に注意してください。
蒸しタオルだと簡単
濡れタオルは、すぐに温度が下がってしまうので頻繁に絞らないといけないし、熱いし、意外と大変です。そこで、水を絞ったタオルを電子レンジで1分程度チンすると、簡単に蒸しタオルが作れます。2~3個まとめて蒸しタオルを作ることもできるので、汗を拭き取る時間を短くしたい時にも便利です。
襟回りや脇はしっかり
脇は汗をかきやすい部分なので、重点的に汗を拭き取りましょう。
襟周りも汗がつきやすいので、しっかりと汗を拭き取りましょう。
スラックスも股部分や太もも周りは汗が出やすいのでしっかりとケアしましょう。
拭き取ったら陰干し
汗をふき取ったら、厚みのあるハンガーで風通しの良い場所で陰干しをしましょう。湿気を十分とったらクローゼットに収納しましょう。
なぜ濡れタオルでふき取るのか
汗の汚れがひどくなったらクリーニングすればいいと思うかもしれません。しかし、油溶性の汚れを取るドライクリーニングでは水溶性の汚れである汗をしっかり落とすことができません。
また、スーツはウールでできており、動物(羊)の天然の油が含まれています。クリーニングをするとこの油が取れてしまいます。羊の油には、天然の自浄作用があり、濡れタオルで汗を拭き取るだけで、臭いや汚れも落としてくれます。
松屋銀座さんやイシカワブラシさんやドット・テーラーさんでも推奨されている方法です。
良質な洋服ブラシでブラッシングをきちんと行い、汗は濡れタオルでしっかりと拭き取れば、理論的にはクリーニングは必要ありません。スーツを着た後は、汗の手入れをお忘れなく!
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