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ウールがおすすめ?スーツ生地・素材の選び方【スーツ生地の主な織り方】

2016年12月16日更新

スーツの生地と素材選びは、スーツを選ぶ際の最重要ポイントです。ウール、ポリエステルなど代表的なスーツ素材の特徴や、織り方による生地の選び方などを紹介します。特にスーツ素材の基本となる「ウール生地」の選び方は特に詳しく紹介します。

主な素材はウールとポリエステル

洋服に使われる繊維素材はたくさんありますが、主にスーツに利用されるのは、ウール100%、ポリエステル100%、ウールとポリエステルの混合タイプです。それ以外には、コットン、リネン、シルクなどが利用されることもあります。

スーツの代表素材「ウール」

ウール

スーツの代表素材が「ウール」です。ウールは動物繊維の一種で、一般的に羊毛を意味します。メリノウールが最高級のウールで他の羊毛より繊維が細いのが特徴です。真夏以外のほぼオールシーズンで使えるので、スーツ選びに困ったらウールを選んでおけば間違いないでしょう。

メリット

デメリット

ウールの中ではカシミア山羊の毛が使われた「カシミア」は高級素材となります。繊維の毛が細く、ウールならではの保温性、保湿性に優れ、軽いのが特徴です。生産量が少ないため高級素材となっています。

ポリエステル

ポリエステルの生地

ポリエステルは化学繊維の一種で、既製品のスーツやジャケットの裏地によく利用されます。

メリット

デメリット

混紡タイプ

混紡は天然繊維と化学繊維を混ぜ合わせて作ります。そのため、それぞれの素材のメリットを併せ持つことができます。「ウール+ポリエステル」の混紡タイプのスーツが主流です。「頑丈・丈夫」+「しわになりにくい」というメリットを併せ持つため、ビジネスマンのスーツにおすすめです。

コットン(綿)

コットン(綿)

コットンは、植物繊維の一種で、ワタの種子からとれる繊維です。通気性が高いため、春夏向けスーツの素材にも利用されます。

メリット

デメリット

麻(リネン)

麻(リネン)

麻(リネン)は植物繊維の一種で、苧麻(ちょま)、亜麻(あま)などの繊維から作られます。通気性が高いため、春夏向けスーツの素材にも利用されます。

メリット

デメリット

絹(シルク)

シルク(蚕)

絹(シルク)は動物繊維の一種で、蚕(かいこ)の繭(まゆ)から作られています。

メリット

デメリット

キュプラ

キュプラ

スーツのメイン素材ではなく裏地によく利用されるのがキュプラです。キュプラは化学繊維で、コットンリンターと呼ばれる綿花の種子の周辺にある短い繊維を利用して作られた再生繊維です。銅アンモニアレーヨン、銅シルクとも呼ばれています。

メリット

デメリット

おすすめ素材は「ウール」

スーツの中でおすすめの素材はやはり「ウール」です。高級スーツは基本的に「ウール100%」なので、スーツ素材の基本は「ウール」を選びましょう。

季節別におすすめの素材は?

夏を除くオールシーズンにおすすめなのが「ウール」です。あとは、「ウール+ポリエステルの混合」「ポリエステル100%」が普段使いのスーツ素材としてはおすすめです。

夏のおすすめもやはり「ウール」です。夏は生地を薄くしたり(サマーウールなど検討)、裏地を背抜きにすることで快適に過ごすことができます。夏にはコットン、リネンもおすすめですが、しわになりやすいので、基本はウール素材を選びましょう。それでは、さらに細かく「ウール」についてみていきましょう。

ウール生地の選び方

ウールは羊毛を利用した天然繊維です。羊の種類によっても品質は異なりますが、原料となる羊毛の長さによっても糸を分類しています。

梳毛糸と紡毛糸

羊毛の長さによって、梳毛糸(そもうし)と紡毛糸(ぼうもうし)に分類されます。梳毛は紡毛よりも長く、細いため、なめらかな肌触りなのが特徴で、スーツによく利用されます。一方、紡毛は梳毛よりも短く、太いため、ふわふわした「いわゆるウール」といった生地となります。

super表示とは?

super表示とは、国際羊毛繊維機構(IWTO)の規定です。2012年1月より対象は羊毛のみとなりました。装飾目的の他繊維混用率は5%以内と決められています。たとえば、「super 100's」であれば、原毛1kgから100kmの糸を作ることができます。superの数字が高くなるほど、糸の平均繊維直径(μm)が細くなり、良い品質となります。ただし、糸が細すぎると耐久性が低くなり、しわになりやすくなるので、100前後でも構いません。

名称 糸の平均繊維直径(μm)
super 80's 19.5μm
super 90's 19.0μm
super 100's 18.5μm
super 110's 18.0μm
super 120's 17.5μm
super 130's 17.0μm
super 140's 16.5μm
super 150's 16.0μm
super 160's 15.5μm
super 170's 15.0μm
super 180's 14.5μm
super 190's 14.0μm
super 200's 13.5μm
super 210's 13.0μm
super 220's 12.5μm
super 230's 12.0μm
super 240's 11.5μm
super 250's 11.0μm

無名業者の中には、super表示をしていても100%super表示の糸を利用していないケースもあるため、ウールマークがついたスーツや安心できるブランドで買うとよいでしょう。

スーツの素材のメリット、デメリットについて理解したら、次はスーツ生地の選び方についてみていきましょう。生地の織り方が重要なポイントです。

スーツ生地の主な織り方

生地の織り方の基本に平織、綾織、朱子織があります。これらの織り方を基本に、「ウール」が属する毛織物の織り方があります。これらの織り方の中からスーツ生地によく利用される織り方を紹介します。

ギャバジン

ギャバジン生地のスーツ

綾織で織られた生地で、織り目がとても細かく、美しい光沢を放ちます。生地の表面には斜め線があります。

フランネル

フランネル生地のスーツ

梳毛糸を利用し、平織、または、綾織で織った生地です。軽くて、柔らかく、生地の両面を起毛(けばを立てるこ)させていることが特徴です。秋冬向けのスーツに利用されます。

ツイード

ツイード生地のスーツ

太い羊の紡毛糸を平織、または、綾織した、厚めで、荒くざっくりした生地です。厚手のため秋冬向けのスーツに利用されます。

サージ

サージ生地のスーツ

毛羽立たないようにクリア加工を行った生地です。なめらかな手触りが特徴です。

サキソニー

サキソニー生地のスーツ

毛羽があるために、柔らかく、なめらかなさわり心地があります。

トロピカル

トロピカル生地のスーツ

糸が太いの梳毛糸を利用した平織の生地です。薄く、荒く織っているため、通気性が高く、さらっとした手触りなのが特徴です。夏におすすめの生地のため、サマースーツによく利用されます。

ポーラ

ポーラ生地のスーツ

強撚糸を利用し、織り目が少し荒い、薄手の平織の生地です。織り目が荒いため、通気性が高く、サマースーツに利用されます。

メッシュ

メッシュ生地のスーツ

網の目のように粗く織った平織の生地です。通気性が高いため、夏スーツにおすすめの生地です。

スーツ生地の素材の違いや織り方の違いを理解したら、次は生地の代表的なおすすめブランドを見ていきましょう。

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