チェック柄(模様)の種類【マドラス、ギンガム、タータンチェック?】
2016年12月14日更新
洋服によく利用されるチェック柄。ギンガムチェック、アーガイルチェック、タータンチェックなどたくさんの格子柄があります。今回は、覚えておきたいチェック柄の種類を紹介します。
チェック柄とは?
チェックは縦縞と横縞が交互に交差することで作り出される格子模様のことです。格子柄とも呼ばれます。いろいろなパターンのチェック柄があります。
ブロックチェック
白黒などの2色を交互に等間隔で配置した格子模様です。市松模様、元禄模様とも呼ばれます。
ギンガムチェック
白と別の色の2色で構成され、縦横が同じ間隔の格子模様です。白に明るい色を使うことが多い、シンプルな柄です。AKB48の歌で一躍有名になりました。
タータンチェック
タータンチェックは、スコットランド伝統の柄で、民族衣装に利用され、赤色、緑色、黄色、黒色などの糸で柄が形成されます。様々な種類のタータンチェックがあります。貴族の家を表す柄としてのクランタータンが有名です。元々は毛織物なので、マフラーや手袋などに利用されることが多いです。
アーガイルチェック
スコットランドのアーガイルで利用されており、複数の菱形と斜め線によって構成されたチェック柄です。もとはキャンベル家のタータンチェックであったとも言われています。そろばん柄とも呼ばれます。靴下(アーガイルソックス)やセーターなどでよく利用されます。
グラフチェック
細い線で、方眼紙のように構成されたチェック柄のことです。グラフ用紙に見えることからグラフチェックと呼ばれています。
ハウンドトゥース
ハウンドトゥースは犬の牙という意味で、犬の牙のように見えることからハウンドトゥースという名前がつけられました。千鳥格子、ドックトゥースとも呼ばれます。黒白の配色パターンが多いです。
シェパードチェック
地色(主に白)に黒や茶色などを中心とした濃淡2色を利用し、同じ幅の四角形で構成され、濃色をつなぐ淡色部分は、地色の斜め線が入っているのが特徴です。スコットランドのシェパード(羊飼い)が使っていたことが名前の由来です。ハウンドトゥースに似ていますが、牙の部分が違いです。小弁慶格子とも呼ばれます。
ガンクラブチェック
地色に2色以上のチェック、もしくは、2色以上のチェックの濃淡色で構成されたチェック柄です。チェック模様はシェパードチェックと同じですが、色数が異なるのが特徴です。アメリカのガンクラブで利用された柄が名前の由来で、二重弁慶格子とも呼ばれます。
タッタソールチェック
地色(主に白色)に2色の線が交互に配置されたチェック柄です。ロンドンの馬市場タッタソールで使われていたことが名前の由来です。
ウインドウペン
地色の上に1色の線で、正方形の窓枠模様を作ります。大きめの格子模様であることが多いです。
グレンチェック
グレンチェックはハウンドトゥースとヘアラインチェックなど4種類の模様を規則的に並べることで生まれる格子柄です。いろんなパターンがあります。スコットランドの谷間(グレン)で作られたことが名前の由来です。
バーバリーチェック
バーバリーブランドで有名なチェック柄で、キャメル地に、黒色、白色、赤色で構成されています。
オーバーチェック
小さいチェック柄に、大きいチェック柄を重ねたチェック柄のことです。越格子とも呼ばれます。
マドラスチェック
インド南東部のマドラス地方で織られるチェック柄のことです。天然染料を利用するため、色がにじみやすいのが特徴です。マドラスストライプもある。
ハーリキンチェック
ハーリキンとは、道化師(ピエロ)のことで、菱形で構成されたチェック柄のことです。
ピンチェック
ピンチェックは小さなチェック柄のことです。ピンを並べたように細かい格子からピンチェックと名付けられています。微塵格子(みじんこうし)とも呼ばれます。
トーンオントーンチェック
tone on tone(トーンオントーン)とは、「色調をいく重にも重ねる」という意味で、2色以上の糸を縦、横に配置した格子柄のことです。いろんな柄パターンが有ります。
それ以外にもバスケットチェック、弁慶格子などのチェック柄もあります。ストライプ柄と一緒に覚えておくと服選びがもっと楽しくなります。