クリーニング?洗濯?正しいリクルートスーツの手入れ方法
2016年12月17日更新
就職活動は長いので、リクルートスーツをずっと着ていると汚れ、シワ、臭いなどが目立ってきます。そこでスーツをきれいにするためにクリーニングを出すのですが、クリーニング代も高いためどれくらいの頻度でクリーニングをすればよいのか悩みますよね。また、クリーニングに出さずに洗濯する方法はないかとも思いますよね。今回は、リクルートスーツの手入れ方法について紹介します。
洗濯はNG
まず、ウール素材のリクルートスーツであれば洗濯をしないでください。スーツが縮むし、しわだらけになるし、クリーニング店でなければ元の状態に戻すことは困難です。リクルートスーツの洗濯はしないでください。洗濯ができるウォッシャブルスーツであれば、洗濯しても大丈夫です。
クリーニングよりも日々の手入れ
ウール素材のスーツであれば、日々の手入れをしっかり行えば、クリーニングに出す必要はありません。
ブラッシングをする
洋服ブラシでスーツをブラッシングすると、スーツにたまったホコリを取ることができます。1日着用したスーツには、排気ガスや泥など目に見えないホコリがたまっており、これらの汚れがスーツの寿命を短くします。スーツを着たらブラッシングをして、スーツをきれいに保ちましょう。
汗を拭き取る
スーツについた汗の手入れ方法ですが、汗がついた場所に、50℃前後のお湯で絞った濡れタオルで汗を拭き取るだけです。リクルートスーツを着用したら、汗がついた部分を拭き取るようにしましょう。
1日着たら2日休ませる
1日着たら最低でも2日は休ませましょう。スーツを休ませることで、シワも伸びやすくなります。
ハンガーにかけて陰干しする
脱いだリクルートスーツをそのままにしていませんか?きちんと厚みのあるハンガーにかけて、風通しの良い場所で陰干ししましょう。スーツの湿気も匂いも風で飛んでいきます。
スラックスは逆さにしてハンガーにかけると、膝裏についたシワも伸びやすくなります。
頑固なシワを伸ばすには?
スーツについたシワを伸ばす簡単な方法としては、霧吹きスプレーに水を入れてシワがついた部分に、水をかけましょう。スーツに湿気を与えることで、シワが伸び、臭いも軽減されます。
匂いが気になるときは?
スーツについた匂いを取る方法としては、汗を拭き取る、陰干しをする、霧吹きスプレーをかけることで臭いは取れていきます。どうしても気になるときは、スチームアイロンや消臭スプレーなども併用し、臭い対策を行いましょう。
クリーニングの真実
リクルートスーツを着たらクリーニングを出すのが当たり前になっていますが、実はクリーニングでは、スーツに着た汚れはきちんととれません。スーツのクリーニングには、一般的にはドライクリーニングで行われています。
ドライクリーニングとは、油溶性の汚れには強いのですが、スーツの汚れの原因となる汗などの水溶性の汚れをきちんと落とすことはできないのです。そのため、ドライクリーニングを行う意味はあまりないのが真実です。水で洗うウェットクリーニングであれば、汗などの汚れも落としてくれます。ただし、高いです。
クリーニングをするなら?
リクルートスーツをクリーニングをするなら、ドライクリーニングではなく、ウェットクリーニングに出すようにしましょう。
クリーニングに出す頻度も、きちんと手入れをしているなら、1シーズンに1回、半年に1回出すだけで大丈夫です。ブラッシングと汗の拭きとりを中心にきちんと手入れをしていれば、理論的にはクリーニングに出さなくても大丈夫です。
洗えるスーツも検討する
日々の手入れが面倒であれば、洗濯ができるウォッシャブルスーツをリクルートスーツとして使いましょう。気軽に洗濯できるので、クリーニングや洗濯について悩むこともありません。
きちんとリクルートスーツを手入れして、極力クリーニングに出さないでいいようにしましょう。どうしても取れない汚れや臭いがついた場合に、クリーニング(ドライよりウェットクリーニング!)に出すようにしましょう。また、頻繁にクリーニングに出す必要はありません。日々の手入れをしっかりと行ったうえで、1シーズンに1回程度出すようにしましょう。普通の服と同じ感覚で、クリーニングや洗濯に出すとスーツはすぐにダメになってしまいます。正しいスーツの手入れ方法を理解して、シワや匂いの対策を行い、スーツを長持ちさせましょう。