男性向け!就活で「服装自由・私服・普段着・カジュアルな服装」と言われたときの服装・靴・カバン選び
2016年12月17日更新
就職活動の説明会や面接で困るのがスーツ以外の服装を指定された時です。たとえば、
「私服でお越しください」
「服装自由で構いません」
「カジュアルな服装で構いません」
「普段着でお越しください」
「ラフな服装でお越しください」
「スーツ以外の服でお越しください」
のようにいろんな言い方のパターンがあります。このように「服装自由」「私服」「普段着」「カジュアルな服装」「ラフな服装」と指定された時は、どんな洋服を着ていけばいいのでしょうか?
オフィスカジュアルがおすすめ
私服、服装自由、ラフな服装といろんな言い方がありますが、スーツ以外の服装で説明会や面接へ行く場合はオフィスカジュアルの服装をするのが基本です。いくら私服だからと言って、ジーパン、Tシャツにサンダルといったようなラフすぎる服装はNGです。
「私服でお越しください」
「服装自由で構いません」
「普段着でお越しください」
「カジュアルな服装(カジュアルウェア)でお越しください」
「ラフな服装でお越しください」
「スーツ以外の服装でお越しください」
はすべて「オフィスカジュアルでお越しください」と言われていると考えましょう。
スーツよりオフィスカジュアルをおすすめする理由
上記のように、「私服でお越しください」「服装自由で構いません」と指定してもスーツを着ていく就活生が多いです。ただ、スーツを着用してほしい企業であれば、このような指定をすることは少ないでしょう。
企業としても、普段の服装を見たいという意思があるため、「私服」「服装自由」といった指定があればスーツを着るより、オフィスカジュアルな服装をするべきでしょう。場合によっては、マイナス評価になってしまう可能性もあります。
また、「服装自由」「私服でも可」と指定していたのでオフィスカジュアルで面接に行き、
「スーツじゃないのは非常識だ!」
と言うような面接官がいたら、ブラック企業の可能性が高いです。どちらの意味にもとれる言葉を使っている企業が悪いのです。ろくでもない企業は意外と多いものです。そんな企業はこちらからお断りしましょう。
これらの理由から、ジョブインフォでは「私服」「服装自由」などと指定された場合には、スーツではなくオフィスカジュアルをおすすめしています、
ややこしい「服装自由」問題
ややこしいのは「服装自由」と指定された時です。この言葉を見たときに混乱した就活生も多いのではないでしょうか?
「服装自由でお越しください」
「服装自由でも可」
「服装自由で構いません」
この場合「私服」でも「スーツ」でもどっちでもよいととらえることができます。いわゆる「服装自由」問題です。就活の都市伝説に、「服装自由」と指定された場合も「スーツを着用しないと落とされる」といった噂もあるほどです。
たしかに「服装自由」なのでスーツを着ても問題はないでしょう。では、企業側がなぜ「服装自由」と指定したのかを考えましょう。スーツを着てほしいのであれば、服装について指定はしないものです。そのため、「服装自由」といわれたときはオフィスカジュアルで行くのがよいでしょう。
ただ、スーツでもオフィスカジュアルでも評価が特に変わるわけではないので、そこまで神経質にならなくてもOKです。
これまたややこしい「私服でも可」問題
「私服でお越しください」とあれば、スーツではなくオフィスカジュアルを選びます。これまたややこしいのが
「私服でも可」
「私服でも構いません」
と指定されたときです。私服なのかスーツなのかどっちやねんと突っ込みたくなります。この場合はも、あえて「私服」と指定しているのでオフィスカジュアルの服装をするとよいでしょう。
こちらも「服装自由」問題同様、スーツでもオフィスカジュアルでも評価が変わるわけではないので、あまり悩まないようにしましょう。大事なのは服装より中身です。
「軽装でお越しください」と指定された場合は?
「軽装」でお越しくださいと言われた場合は、クールビズの意味なのか、スーツ以外の服装で行くのかを考えるようにしましょう。詳しくは、就職活動で「軽装でお越しください」と言われた場合の服の選び方を参考にしてください。
オフィスカジュアルの基本はジャケパンスタイル
オフィスカジュアルは「ジャケット+襟付きシャツ+チノパン+革靴」といったジャケパンスタイルが基本です。それでは詳しく見ていきましょう。
ジャケットが定番
オフィスカジュアルといえばジャケットです。黒色や紺色系統のジャケットがおすすめです。
シャツは襟付きで!
ジャケットの下には、襟付きシャツが基本です。清潔感が出るので、無地の白色のシャツがおすすめです。もっていなければ、白色のワイシャツで代用しましょう。青色のワイシャツもさわやかなのでおすすめです。
ただし、ボタンダウンシャツはカジュアルなシャツなので避けましょう。
パンツはチノパン
パンツはチノパンにしましょう。色は紺色かベージュ系がおすすめです。ベルトは黒か茶色などのシンプルなベルトにしましょう。
シューズは革靴
靴は黒か茶色の革靴が無難でしょう。スニーカーはNGです。
冬はセーターを着てもOK
冬は寒いので、シャツの上にセーターを着ると暖かいのでおすすめです。ジャケットとシャツとのコーディネートで色を選びましょう。派手目の色でなければ大丈夫です。コーディネート難しいよって場合は、ヒートテックなどの防寒下着を着て寒さをしのぎましょう。
夏はジャケットなしでもOK
夏もサマージャケットなどをうまく着こなすとフォーマルにみえます。ただし、夏は暑いので、ジャケットなしの「襟付きシャツ+チノパン+革靴」でもよいでしょう。シャツは長袖のほうがフォーマルな印象を与えます。暑いからといって、ワイシャツの袖を腕まくりするのはやめましょう。また、時計をするならシンプルなデザインにしましょう。
洋服のシワに注意
オフィスカジュアルの服装をしているけど、シャツやパンツがシワシワの学生をたまにみかけます。シワがあるだけで印象が悪くなるので、アイロンがけやシワ対策をお忘れなく。
手ぶらはNG!カバンを持っていこう!
私服や服装自由と指定された場合に、手ぶらでいくのはNGです。メモ帳や筆記用具を持っていくためにも必ず鞄を持っていきましょう。説明会や面接で資料をもらったときにも便利です。
また、持っていくカバンが派手すぎないか注意しましょう。避けるべきカバンは以下の通りです。
- リュックサック
- セカンドバッグ
- ショルダーバッグ
- 派手なカバン
- 民族系のカバン
おすすめなのが、黒・紺色・ベージュ系の派手すぎない色のバッグです。また、小さすぎると履歴書や書類を入れるのが大変なので、A4サイズの書類を折らずに入れる大きさのカバンにします。
また、イスにすわっているときは床にカバンを置くことになるので、イスに立てかけやすいようにカバンの底がしっかりしているタイプか、少し大きめで自立できる鞄だと、座るときの心配事が一つ減ります。
黒系のオフィスカジュアルであれば、就職活動で利用しているリクルートカバンでも構いません。
髪型・髪色にも注意!
オフィスカジュアルをしているのに、髪の毛が長かったり茶髪・金髪ではいけません。私服、服装自由と指定されていても、就活ヘアーをしましょう。清潔感のある髪の長さで黒髪が基本です。
NG服装例
オフィスカジュアルではない、NG服装例を紹介します。
- トレーナー
- パーカー
- 派手なジャケット
- 派手な襟シャツ
- ポロシャツ
- Tシャツ
- アロハシャツ
- デニム・ジーパン(昔は作業着だったため)
- 派手なチノパン
- 短パン(長ズボンが基本)
- スニーカー
- サンダル
- 帽子・ハット
- ピアス・指輪などのアクセサリー
などなど。それ以外にもダメージ加工をしていたり、B系やDJなどの若すぎるファッションは避けましょう。サラリーマンになった時にスーツ以外の服装としてふさわしいかどうか、清潔感があるかないか、などを基準に考えるとよいでしょう。
業界や企業の意図を読み取る
最後に、会社や業界によって言葉の定義は異なります。そのため、会社や業界に合わせた服装選びを考えることが大切です。そうすれば、「服装自由」「私服」と指定された時の服選びで失敗する可能性も減ります。
「服装自由」「私服」「普段着」「カジュアルな服装」などいろいろな言い方がありますが、スーツ以外の服を指定された場合は「オフィスカジュアル」にしましょう!