自己PRにキャッチコピーは必要なのか?簡単なキャッチコピーの作り方
2018年05月22日更新
就職活動、転職活動の履歴書、エントリーシート、職務経歴書などの応募書類や面接の自己PR(長所)にキャッチコピーは必要なのかと質問されることが多いです。
実際のところ自己PRにキャッチコピーは必要なのでしょうか?また、簡単に自己PRのキャッチコピーを作る方法はあるのでしょうか?
「キャッチコピー」とは
「キャッチコピー」とは、商品などの広告に利用するうたい文句のことです。「キャッチフレーズ」とも呼びます。
「そうだ京都に行こう」
「インテル、入ってる」
「ポテトが辛くてなぜおいしい」
などが有名です。CMなどで一度聞くと忘れられないのが「キャッチコピー」です。
自己PRにキャッチコピーは必須ではない
結論から伝えますが、自己PRにキャッチコピーは必須ではありません。キャッチコピーがない自己PRでも普通に合格します。
効果的なキャッチコピーを作るのは難しい
まず、採用担当者が「これはすごい」と思わせる「キャッチコピー」を作るのは難しいです。仮にキャッチコピーだけすごくても、その後のエピソードの期待値が上がってしまうので、「最初のキャッチピーだけであとは微妙だった」と思うことも多いです。
キャッチコピーを作る時間が無駄
また、効果的なキャッチコピーはプロでも作るのが難しいので、無理にキャッチコピーをつける必要はないというのが正直なところです。キャッチコピーを作る暇があったら、きちんと自己PRを作ることに注力したほうがいいでしょう。
寒いキャッチコピーがほとんど
「笑顔ニコニコ!コミュニケーション上手ガール」
「黙って俺についてこい!問答無用のリーダーシップな田中です!」
など寒いキャッチコピーも多いです。アイドルのキャッチコピーかよと言うようなことを平気で言ってくることもあります。痛い就活生にありがちで逆効果となってしまいます。
意味不明なキャッチコピーも多い
「平成の半沢直樹です」
「便利さはまるでドラえもんです」
「わっしょいしょいのお祭り男」
とか何が強みなのかわからない意味不明なキャッチコピーを使う人もいます。どんな強みがあるのかわからないなら、キャッチコピーをつける意味がありません。
簡単なキャッチコピーの作り方
上記の理由からキャッチコピーは自己PRには必須ではないことがわかります。採用担当者の立場からするとキャッチコピーよりも自己PRの内容のほうが重要です。
ただ、どうしても自己PRにキャッチコピーをつけたいという人のために、簡単なキャッチコピーの作り方をご紹介します(面接でキャッチコピーを質問されたときにも使えます)。
「笑顔を活かしたコミュニケーション能力」
「最後までやり遂げるチャレンジ精神」
「誰にも負けないサポート力」
「努力を継続できる真面目さ」
などのように「○○+自分の強み」のパターンでキャッチコピーを作ります。○○に強みを補強する言葉を入れます。こうすればキャッチコピーっぽく聞こえますし、どんな強みがあるのかも伝わりやすいです。
キャッチコピーの勉強をしたいなら
ちゃんとしたキャッチコピーを作りたい!という人にはおすすめの本があります。「伝え方が9割(佐々木圭一)」です。大手広告代理店でコピーライターとして働いて気づいたキャッチコピーの技術をわかりやすく説明しています。
簡単なキャッチコピーで物足りないという人は、この本を読んでしっかりと勉強をするのがおすすめです。筆者も良書認定しており何度も読み返しています。キャッチコピーというかビジネスや人生においても役立っています。
まとめ
自己PRにはキャッチコピーは必須ではありません。どうしてもキャッチコピーを自己PRにつけたいというときのみ、キャッチコピーをつけることを検討しましょう。
関連ページ
- 就職活動の履歴書・ESへの自己PRの書き方
- 就職活動の面接での自己PRの答え方
- 就職活動の履歴書の書き方
- 履歴書添削に強い就職エージェント
- 転職活動の履歴書・職務経歴書への自己PRの書き方
- 転職活動の面接での自己PRの答え方
- 転職活動の履歴書の書き方
- 履歴書添削に強い転職エージェント