面接で「会社を選ぶ基準を教えてください」と質問されたときの答え方
2018年05月31日更新
転職活動、就職活動の面接で「会社を選ぶ基準を教えてください」「企業選びの軸を教えてください」と質問されることがあります。自分が企業選びで重視していることをわかりやすく伝えることが必要です。
面接で会社を選ぶ基準を質問されたときの答え方をご紹介します。エントリーシートで同じ質問があったときにも利用できます。
質問の意図
会社選びの基準があるかを知りたい
応募者に明確な会社選びの基準があるかを確認しているケースがほとんどです。会社を選ぶ明確な基準がなく、なんとなく良さそうな会社を選んでいるのであれば「こんな会社だったっけ」とすぐに会社を辞めてしまうリスクが高くなるからです。
志望度が高いかを知りたい
会社選びの基準が明確であり、会社がその基準と合致しているのであれば志望度が高いことがわかります。しっかりと企業分析をしたうえで会社を選んでいることがわかるからです。
答え方
- 会社選びの基準
- 基準を選んだ理由
- 簡潔な志望理由
という基本構成に沿って回答をしていきます。
会社選びの基準の選び方
「お客様目線で内部対策を中心としたSEOコンサルティングがしたい」
「魚介類の流通業の中でもマグロの流通に関わる仕事がしたい」
「世界を変えるサービスを開発したい」
など応募先の事業・業務内容の中でやりたいことや挑戦したいことを会社選びの基準として選んでください。また、
「年齢に関係なく新規事業に挑戦できる環境だから」
「従業員の物心両面の幸福を追求しているから」
など社風・企業文化や経営理念に共感していることを選ぶのもおすすめです。
それ以外にも、会社選びの基準で入社したい会社を探すと応募先の会社しか候補に残らないというような基準になっているのがベストです。応募先の会社を志望する理由も明確となり、志望度の高さもアピールできます。
*会社選びの基準を見つけるためには「自己分析」をしっかりと行ってください。
会社選びの基準を選んだ理由を伝える
会社選びの基準を選んだ具体的な理由も伝えましょう。面接官も回答に納得しやすくなります。
会社選びの基準は何個伝えるべきか
会社選びの基準は1個でも構いませんし、複数個伝えても構いません。適切な回答の長さになる範囲内で選びましょう。
志望動機を簡潔にまとめる
最後に志望動機を簡潔にまとめることで、志望度の高さをアピールしましょう。
1分以内に回答しよう
1分以内(300文字以内)を目安に簡潔に回答をするようにしましょう。
例文
就活向け
会社選びの一番の基準は「世界に役立つサービス開発」ができるかどうかです。
Webベンチャー企業でインターン生をしていた経験から、世界に役立つサービス開発に携わりたいと考えるようになったからです。
また、「若手でも新規事業に携わりやすいか」も会社選びの基準としています。
御社は、世界に役立つ数多くのサービスを開発しており、若手も新規事業に挑戦できる環境が整っています。そのため、御社を志望しました。
転職向け
会社選びの基準は「お客様の役に立つ提案ができるかどうか」と「高いWeb技術力を持っているか」です。
1つ目の基準の「お客様の役に立つ提案ができるかどうか」ですが、現職ではお客様目線に立った提案をすることが難しく、自社の利益だけを優先していました。しかし、私はお客様の役に立つ提案をすることで、売上を頂けるような仕事をしたいと思うようになりました。
2つ目の基準の「高いWeb技術力を持っているか」ですが、高い技術力を持っていなければお客様の役に立つ提案をすることはできないからです。
御社は「顧客第一主義」を掲げており、お客様の役立つ提案をモットーにしています。また、Web業界でトップクラスの技術力を保有しています。そのため、御社を志望しました。
NG例文
「平均年収が業界の中で高い」
「年間休日が多い」
「残業が少ない」
「借り上げ社宅制度がある」
→労働条件や福利厚生に関することは選ばないようにしてください。
「大手企業だから」
「上場しているから」
「人気企業だから」
→大手企業や人気企業であればどこでもいいと言っているようなものです。
「○○の製品が好きだから」
「△△のサービスを利用しているから」
→商品が好きなことは大切なことですが、それ以外の基準がなければ面接官は納得してくれません。
似ている質問
似ている質問として「面接で「会社に求めることは何ですか?」と質問されたときの答え方」「面接で「同業他社ではなく当社を選んだ理由を教えてください」と質問されたときの答え方」も参考にしてください。
関連質問
関連質問として「転職活動の面接での志望動機の答え方と例文」「就職活動の面接での志望動機の答え方と例文」も参考にしてください。
まとめ
会社選びの基準を質問されたときは、応募先の事業・業務内容の中でやりたいことや挑戦したいことを基準に選ぶのがおすすめです。
また、自分なりの会社選びの基準で企業を探すと応募先の会社しか候補に残らないというような基準になっているのがベストです。志望度の高さをしっかりとアピールしましょう。
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著者
とば ひさし
武豊町議会議員、日本維新の会
インフォナレッジ株式会社社長
詳細プロフィール
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