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地域別最低賃金に特定最低賃金?最低賃金制度とは

2019年01月04日更新

日本には地域別最低賃金や特定最低賃金などの最低賃金制度があります。日本の最低賃金制度を簡単にご紹介します。

最低賃金制度とは

最低賃金制度の意味とは、最低賃金法に基づき国が定めた最低賃金以上の賃金を支払わなければいけない制度のことです。最低賃金とは、最低限支払わないといけない賃金のことです。最低賃金が支払われない場合は、罰則が定められています。

最低賃金には2種類がある

最低賃金制度には「地域別最低賃金」と「特定最低賃金」の2つがあります。地域別最低賃金と特定最低賃金が両方同時に適用される場合は、高いほうの最低賃金以上の賃金を支払う必要があります。

地域別最低賃金とは

地域別最低賃金の意味とは、産業・職種に関係なく都道府県内で働く全ての労働者に適用される最低賃金のことです。

地域別最低賃金の金額については「日本の都道府県別の地域別最低賃金と全国平均の推移データ」も参考にしてください。

特定最低賃金とは

特定最低賃金の意味とは、特定の産業で設定されている最低賃金のことです。「地域別最低賃金」よりも高い最低賃金となっています。過去に設定されているもので特定最低賃金が地域別最低賃金よりも低くなっている場合は、地域別最低賃金が適用されます。

例えば、愛知の平成28年10月1日の最低賃金は845円ですが、製鉄業、製鋼・製鋼圧延業、鋼材製造業は926円、自動車(新車)小売業は888円というように地域別最低賃金より高くなっています。トヨタなどの自動車産業が強い愛知県ならではの設定といえます。

もう一つの例として、北海道の平成28年10月1日の最低賃金は786円ですが、処理牛乳・乳飲料、乳製品、糖類製造業は926円というように地域別最低賃金より高くなっています。酪農が盛んな北海道ならではの設定といえます。

特定最低賃金に該当しているのに、地域別最低賃金を適用する事業者もいます。自分の仕事が地域で設定されている特定最低賃金の対象でないか、都道府県労働局または労働基準監督署に確認するとよいでしょう。

最低賃金の対象となる賃金・手当

最低賃金の賃金対象となるのは給与全てではありません。最低賃金の賃金対象となる・ならない賃金・手当てがあります。

まず、最低賃金の対象となる賃金は、定期給与の所定内給与の「基本給」「諸手当」となります。

ただし、諸手当の中でも「精皆勤手当」「通勤手当」「家族手当」は最低賃金の対象とはなりません。

最低賃金の対象とならない賃金・手当

「時間外労働手当」「休日労働手当」「深夜労働手当」は対象外となりません。また、臨時の賃金(結婚手当など)、ボーナスも対象とはなりません。

このように最低賃金の対象となるのは「基本給+諸手当(一部除く)」となります。最低賃金のことをよく理解していない会社の場合、給与が最低賃金以下になっているケースもあるので注意が必要です。

最低賃金の対象者

地域別最低賃金が適用される対象者は、基本的に全ての労働者に適用されます。業界・職種、雇用形態(パート、アルバイト、契約社員、嘱託社員、正社員など)も関係ありません。

また、特定最低賃金の対象者は特定地域内の特定産業の基幹的労働者とその使用者に適用されます。

ただし、障害者など「精神または身体の障害により著しく労働能力が低い方」や「試用期間中の方」など最低賃金が適用除外されるケースもあります。

障害者は適用除外?最低賃金が適用される対象者」も参考にしてください。

最低賃金の決め方

最低賃金は、最低賃金審議会(公益代表、労働者代表、使用者代表の各同数の委員で構成)で審議を行い決定されています。以下のような複雑なフローで決まります。

地域別最低賃金の決定フロー

最低賃金の決め方」も参考にしてください。

自分の賃金が最低賃金以上か確認する方法

自分の賃金が最低賃金以上か確認するには、自分の時給が最低賃金を上回っているかを確認することが必要です。時給制や日給制は計算が簡単ですが、月給制など給与制度によって確認は面倒です。

例えば、月給制の場合、「月給÷1ヶ月の平均所定労働時間≧最低賃金額(時間額)」となっているかを確認します。年棒制であれば、「年俸額÷年間労働時間」が最低賃金を上回っているかを確認します。

自分の賃金が最低賃金以上か計算・確認する方法【時給・日給・月給・歩合給・年俸・派遣社員】」も参考にしてください。

*厚生労働省の「最低賃金制度」が一番正しい情報となるので詳しく最低賃金制度を知りたい人は参考にしてください。

最低賃金レベルの給与で働いているのが辛いなら、転職を検討しましょう。

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