履歴書を持参するときの封筒の書き方と渡し方マナー
2018年03月09日更新
転職活動や就職活動の面接に履歴書、エントリーシート、職務経歴書などの応募書類を持参するように指示されることも多いです。面接で履歴書を持参して手渡しをしなければいけない場合の封筒の書き方や渡し方マナーをご紹介します。
履歴書の持参方法
履歴書やエントリーシートを持参するときは、封筒に入れて持ち運ぶのがマナーです。封筒に入れることで履歴書を持ち運びやすくするだけでなく、履歴書にシワや汚れがつきにくくなります。また、封筒に入れることで丁寧な印象を与えることができます。
履歴書をクリアファイルに入れる
履歴書やエントリーシートを封筒に入れる前に履歴書をクリアファイルに入れておきましょう。封筒に入れるだけの場合よりもさらにシワや汚れがつきにくくなります。また、水濡れを防ぐ役割もあります。
履歴書をクリアファイルに入れるときは、履歴書とクリアファイルの表面が揃う用にしましょう。以下の画像にある赤丸内の「指かけ」がある面が表面となります。
「何色がおすすめ?履歴書を郵送・持参するときはクリアファイルに入れるべき理由」も参考にしてください。
封筒をクリアファイルで挟む
封筒をそのままカバンに入れるとシワや汚れがつきやすくなります。封筒ごと折れてしまうリスクもありますし、雨が降ると封筒がカバン内で濡れてしまうこともあります。
そこで、封筒をカバンに入れるときはクリアファイルで上下から封筒を挟み込んでください。こうすれば封筒をクリアファイルで保護することができます。
封筒の選び方
封筒の選び方は郵送時と同じで「白色」「角系2号(横240mm×縦332mm)」が基本です。「転職活動の履歴書・職務経歴書を入れる封筒の書き方と郵送方法」も参考にしてください。
封筒の書き方
表面
手渡しをするので郵便番号、住所、宛名は不要です。表面は左下に太めの赤いボールペンで「履歴書在中」もしくは「応募書類在中」と書きます。エントリーシートを持参するときは「エントリーシート在中」と書きます。「手書きやスタンプでもいい?封筒への履歴書在中の書き方」も参考にしてください。
裏面
面接官が履歴書を封筒に入れて持ち運ぶ可能性があります。そのため、裏面の左下に自分の郵便番号、住所、名前を書いておきましょう。こうすれば誰の履歴書かすぐにわかります。
就活生の場合は、以下のように大学名まで書いておきましょう。
また、左上には面接日を書いておきましょう。封筒作成日を書かないように注意してください。
ちなみに履歴書を持参するときに封をのり付けしないので「〆」マークは書きません。「履歴書を封筒に入れて手渡しするときにのりで封を閉じてはいけない理由」も参考にしてください。
履歴書の封筒への入れ方
指定された応募書類を忘れない
履歴書以外の応募書類も指定されることが多いです。転職活動であれば「職務経歴書」、就職活動であれば「エントリーシート」です。採用担当者から指示された応募書類を入れ忘れないように注意しましょう。
送付状は不要
送付状は郵送用の書類なので、履歴書を手渡しする場合に送付状は不要です。「履歴書を持参する場合に送付状は必要?手渡しをするなら送付状は不要な理由」も参考にしてください。
履歴書の渡し方マナー
「面接官が先に部屋にいる」「面接官と同時に入室する」場合の履歴書の渡し方をみていきましょう。基本的な渡し方のパターンとなります。
履歴書を渡すタイミング
「履歴書を提出してください」
「エントリーシートを提出してください」
「応募書類を提出してください」
などと面接官から言われたタイミングで履歴書やエントリーシートを渡しましょう。すぐに履歴書の入った封筒が取り出せるようにカバンを整理しておくと慌てなくてすみます。
封筒に入れたまま渡さない
履歴書を封筒に入れた状態のまま渡してはいけません。クリアファイルに入った履歴書を封筒の上に置いた状態で渡します。面接官が履歴書を取り出す必要がないようにしましょう。
面接官がすぐに読める向きで渡す
面接官が履歴書やエントリーシートを受け取ったらすぐ履歴書を読める向きで渡してください。以下の画像のように封筒の表面に履歴書の表面が来るように置きます。また、封筒と履歴書の上下左右も必ず合わせてください。
履歴書を受け取ったときに、履歴書が逆さや裏面だと相手に配慮ができない人かなと思われてしまうので注意しましょう。
両手で渡す
履歴書やエントリーシートを片手で渡すと無礼な印象を与えてしまいます。両手で
「こちらが履歴書になります。本日はよろしくお願い致します。」
「応募書類となります。本日はよろしくお願いいたします。」
とお辞儀と挨拶をしながら渡してください。
*封筒やクリアファイルを持ち帰るように指示された場合は、書類だけを渡してください。
先に部屋に通された場合
面接官より先に部屋に通された場合は、封筒の上に履歴書やエントリーシートを置いておき、すぐに渡せるように準備しておきましょう。後の要領は上記と同じです。
受付で提出する場合
受付や入室前に履歴書やエントリーシートを提出することもあります。この場合は、履歴書は封筒に入れた状態のまま渡せばOKです。
履歴書を渡す指示がなかった場合
たまに履歴書やエントリーシートを渡すように指示されないこともあります。単純に面接官が忘れているだけのケースがほとんどです。
面接の質問をされたタイミングで「質問の前に履歴書は渡したほうがよろしいでしょうか?」と聞きましょう。
履歴書を渡し忘れると、あとで履歴書を郵送しなければいけません。印象も悪くなるので、面接中に必ず履歴書を渡すようにしましょう。
その他のポイント
履歴書やエントリーシートを持参するときは履歴書のコピーを取っておくのがおすすめです。履歴書に書いた内容から質問されることは多いです。面接前に履歴書の内容を確認するのに役立ちます。
まとめ
履歴書、エントリーシート、職務経歴書などの応募書類を面接に持参するときは封筒に入れて持ち運びましょう。また、履歴書を渡すときは封筒の上にクリアファイルに入った履歴書を置いた状態で渡してください。
履歴書の渡し方マナーも面接官に好印象を与えるのに重要です。履歴書の渡し方マナーをしっかりと理解しておきましょう。
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著者
とば ひさし
武豊町議会議員、日本維新の会
インフォナレッジ株式会社社長
詳細プロフィール
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