転職活動の書類選考の通過率はどれくらい?
2018年10月09日更新
転職活動の書類選考が通らないと悩む人は多いです。転職活動の書類選考の通過率(合格率)はどれくらいなのでしょうか?転職活動の書類選考の通過率の目安をご紹介します。
目次
書類選考の通過率の目安は10~50%
転職活動の通過率(合格率)の目安は「10%~50%」となります。ただし、応募先の企業規模、応募方法、あなたのキャリアなどによって書類選考通過率は変わります。
企業規模で通過率は変わる
転職活動の書類選考通過率は応募先の企業規模や人気度で変動します。
大企業や人気企業は10%以下
大企業や人気企業は採用数に対して応募数が多くなりやすいので、書類選考通過率は10%以下となりやすいです。
実際に大企業が転職サイトで募集をすると100人以上の応募が殺到するのは普通です。欠員補充で採用するケースが多いので採用人数も少なく、書類選考は非常に難関となっています。
例えば、1,000人応募があって書類選考通過者数が50人であれば、書類選考通過率は「50÷1,000=5%」となります。
中堅企業は30%程度
中堅企業の書類選考通過率は30%が目安となります。大企業よりは通過率は高くなりますが、応募数は比較的多いので通過率は低い傾向にあります。
例えば、100人応募があって書類選考通過者数が30人であれば、書類選考通過率は「30÷100=30%」となります。
中小企業やベンチャー企業は50%以上
中小企業の書類選考通過率は50%以上となります。中小企業は求人募集をしても応募数が少ないので書類選考通過率は高くなりやすいです。
実際に求人募集をしても応募数が0というケースも多く、実際には書類選考通過率はほぼ100%というケースもあります。
例えば、1人しか応募がなくて書類選考通過者数が1人であれば、書類選考通過率は「1÷1=100%」となるからです。
また、ベンチャー企業の書類選考通過率も50%以上となりやすいです。応募数が少ないケースも多いですし、とりあえず面接まではしておこうと考えるベンチャー企業は多いからです。
応募方法で通過率は変わる
転職活動では転職サイト、転職エージェントなどの応募方法によっても書類選考通過率は変わります。
転職サイトは10~50%
転職サイト経由で応募をした場合の書類選考通過率は10~50%となります。人気の大手転職サイトであれば応募数が多くなってしまうので書類選考通過率は低くなります。
一方、人気のない転職サイトは応募数が少ないので書類選考通過率は高くなります。利用する転職サイトによって書類選考通過率は大きく変わるので注意してください。
「連絡が来ない?転職サイトの書類選考に応募したときの結果連絡が来る日数と合格率の目安」も参考にしてください。
転職エージェントは15~30%
転職エージェント経由の書類選考通過率は15~30%が目安となります。転職エージェントによる審査もあるので応募数はそこまで多くなりません。
ただし、転職エージェントや応募先によっては転職エージェント内で書類選考があるので、平均の書類選考通過率は低い傾向にあります。
また、担当者が書類選考に応募する基準によっても書類選考通過率は変わります。企業の採用基準を満たす場合のみ書類選考に応募すれば書類選考通過率は高くなります。
一方、採用基準を満たしていなくても書類選考に応募しようという担当者であれば、書類選考通過率は低くなりやすいです。
「転職エージェントの書類選考通過率・面接通過率・内定率はどれくらい?」も参考にしてください。
直接応募やハローワークは30~50%
直接応募やハローワーク経由で応募をした場合の、書類選考通過率は30~50%が目安となります。
直接応募やハローワークは採用コストがかからないので、とりあえず会ってみるかと判断されやすいからです。
また、応募がまとまってくるケースは少なく単発で応募が来るケースがほとんどなので、あなたのキャリアや能力によっても書類選考通過率は大きく変わることに注意してください。
知人・友人からの紹介はほぼ100%
知人や友人から自分の会社に入らないかと誘われた場合の書類選考通過率はほぼ100%となります。紹介の場合は紹介してくれた人のメンツもあるので、書類選考免除となるケースが多いからです。
キャリアで通過率は変わる
あなたのキャリアによっても書類選考通過率は変わります。企業の採用基準を満たすようなハイキャリアであれば100%に近い書類選考通過率となります。
一方、企業の採用基準を満たさないような低いキャリアであれば書類選考通過率は0%となってしまうケースもあります。
企業事情で通過率は変わる
企業側の採用事情や考え方によっても書類選考通過率は変わります。
採用予定人数
企業の採用予定人数によっても書類選考通過率は変わります。
採用予定人数が多ければ書類選考通過率は高くなりやすいですし、採用予定人数が少なければ書類選考通過率は低くなりやすいです。
例えば、ある企業の求人に100人応募した場合でも、採用予定人数が10人と1人では書類選考通過率は変わりますよね。採用枠が少ないほど書類選考通過率は下がってしまうのです。
書類選考の合格基準
書類選考の合格基準でも書類選考通過率は変わってきます。
書類選考の合格基準を高く設定している企業であれば、書類選考通過率は低くなってしまいます。人手不足でもいい人しか採用したくないという企業に多いケースとなります。
一方、書類選考の合格基準を低く設定している企業であれば、書類選考通過率は高くなりやすいです。書類選考よりも面接を重視するという企業に多いケースとなります。
一次面接の対応人数
面接官のスケジュールや人数など一次面接の対応人数によっても書類選考通過率は変わります。
一次面接の対応人数が多い企業であれば書類選考通過率は高くなりやすいですし、一次面接の対応人数が少ない企業であれば書類選考通過率は低くなりやすいです。
このように企業側の様々な事情によっても書類選考通過率は変動するのです。
通過率の計算例
書類選考通過率の計算例をご紹介します。「書類選考の合格数÷応募数」で書類選考の通過率を計算できます。
転職サイトで大手企業に応募した場合
転職サイト経由の応募は応募数が多くなりやすいです。また、大手企業も応募数が多くなりやすいので書類選考の通過率は低くなります。
応募数 :1,000人
書類選考の合格数:50人
書類選考の通過率:5%
転職サイトで中小企業に応募した場合
転職サイト経由の応募は応募数が多くなりやすいですが、中小企業では応募数が少ないので書類選考通過率は普通です。
応募数 :20人
書類選考の合格数:10人
書類選考の通過率:50%
転職エージェントで大企業に応募した場合
転職エージェント経由の応募は応募数がそれほど多くなることはありませんが、大企業だと応募数が多くなりやすいです。
転職エージェント内での書類選考も行われるので書類選考通過率は低くなりやすいです。また、転職エージェント経由での採用数は少ないので書類選考通過率は低くなりやすいです。
応募数 :30人
書類選考の合格数:3人
書類選考の通過率:10%
転職エージェントで中小企業に応募した場合
転職エージェント経由の応募は応募数がそれほど多くなることもなく、中小企業だと応募数は少なくなりやすいです。
応募数が少ないと転職エージェント内での書類選考も行わないので書類選考通過率は高くなりやすいです。しかし、転職エージェント経由での採用数は少ないので書類選考通過率は低くなりやすいです。
応募数 :8人
書類選考の合格数:2人
書類選考の通過率:25%
直接応募・ハローワークで中小企業に応募した場合
直接応募やハローワークではまとまって応募が来ることは少なく、単発で応募が来るケースが多いです。そのため、応募書類の内容が良ければ受かるし、悪ければ落とされます。
応募数 :1人
書類選考の合格数:1人
書類選考の通過率:100%
書類選考の通過率を高めるコツ
書類選考の通過率を高めるコツはシンプルです。
応募書類の正しい書き方を学ぶ
どんな企業でも書類選考通過率が高くなるように履歴書・職務経歴書の対策を行うことが重要です。履歴書や職務経歴書の正しい書き方を学びましょう。
転職のプロに履歴書や職務経歴書の書き方を教えてもらいたい人や添削を受けたい人は転職エージェントを活用してください。
応募数を増やす
書類選考の通過率が100%という人はいないので、どれだけ応募書類をしっかり書いても、あなたが優秀でも落ちるときは落ちます。
実際に全体の応募数が少ないので、いつまで経っても書類選考を通過できないというケースもあります。
そのため、転職活動の書類選考を通過するにはある程度応募数を増やすことも重要です。気になる企業があれば積極的に応募するのがおすすめです。
まとめ
転職活動における書類選考の通過率は10~50%を目安と考えてください。
ただし、転職サイトや転職エージェントなどの応募方法や大企業や中小企業などの企業規模によっても通過率は変動します。あまり書類選考の通過率は当てにならないので目安程度に考えるのがおすすめです。
また、書類選考でいつも落とされてしまう人には特徴があります。「なぜ通らない?転職活動の書類選考で落ちる人の履歴書・職務経歴書の特徴」も参考にしてください。
最後に書類選考を通過したら面接です。書類選考に合格しても面接で落ちてしまう人も多いので「転職活動の一次面接、二次面接、最終面接の通過率はどれくらい?」も参考にしてください。
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