転職活動するなら働きながら?会社を辞めてから?仕事をしながら転職するのがおすすめ!
2017年10月06日更新
「働きながら転職活動をするべき?」
「会社を辞めてから転職活動をするべき?」
「働きながらでも転職できる?」
転職活動は応募先を探す、履歴書を書く、面接に行くなど大変です。そのため、会社を辞めてから転職活動をしようと考える人もいます。
でも、会社を辞めてから転職活動をするのはおすすめできません。実は、働きながら転職活動するのがおすすめです。
働きながら転職活動するメリット
働きながら転職活動することにはメリットがたくさんあります。
1. 毎月の収入がある
転職活動はいつ終わるかわかりません。転職活動は交通費を始め、意外と費用がかかります。それ以外にも、日々の生活資金も必要です。働きながら転職先を探す場合、毎月の給料があるので生活に困ることはありません。
2. 時間の余裕がある
転職活動をしている人はすぐに転職が決まると思いがちです。しかし、転職が決まるのはいつになるのかわかりません。見切り発車で退職届を出したけど、退職日までに転職が決まらないというケースも多いです。
働きながら転職活動をすれば、退職日までに転職しなければいけないという期限もありません。じっくり転職活動をすることができます。
3. 転職しないという選択肢も残せる
転職活動を進めると今の会社のほうがいいなと思う瞬間は結構あります。退職してしまうと、もう戻れません。働きながら転職活動をすれば、今の会社に残るという保険も残せます。
4. 無職期間がない
退職してから転職活動をすると、その期間が無職期間となってしまいます。無職期間は転職活動においてマイナス評価となりやすいです(面接でも質問されます)。仕事をしながら転職活動をすれば、キャリアが途絶えることなくスムーズに転職活動ができます。
5. 転職活動をしていることは意外とばれない
「転職活動が会社にばれる理由」を注意していれば、会社に転職活動がバレる可能性は低いです。わざわざ退職する理由が見つかりません。
6. 時間は作れる
転職活動は、転職サービスへの登録から履歴書・面接など時間がかかります。特に「面接の時間」を作るのは大変です。しかし、創意工夫をすれば時間を作ることができます。企業の面接に行く際も、
- 昼食時間を利用する
- 外出時間を利用する
- 平日に休日をとる
- 有給休暇を利用する
などいろいろな方法があります。筆者の場合は、シフト制だったので平日に1日休みをとって、その日にいろんな会社の面接を入れることで、転職活動を成功させました。
仕事によっては面接の時間調整が大変ですが、そんなときは有給休暇を利用すればいいのです。全日の有給休暇が難しいなら、午前・午後だけの半休にすればいいのです。がんばれば時間は作れるので無理に会社を辞める必要はありません。
「働きながらでも転職面接を受けるコツ」「転職面接を受けるときの会社の休み方と理由作り」も参考にしてください。
会社を辞めてから転職活動するデメリット
会社を辞めてから転職活動をするメリットは少ないです。
「時間に余裕があるのでじっくり転職先を探せる」
「自由に時間があるから面接も行きやすい」
「多くの企業に対して転職活動を行える」
といったメリットは確かにあります。しかし、退職後に転職活動をすることは大きすぎるデメリットを抱えることになります。働きながら転職活動する場合のメリットの裏返しとなりますが、働きながら転職する重要性を確認してもらうためにも説明します。
1. お金がないことで余裕がなくなる
会社を退職してしまうと、毎月の給料がなくなってしまうので、貯金だけで生活しなくてはいけません。転職先が決まる前に退職をしてしまい、お金がなくなりアルバイトをしている人もいます。
しかし、会社を辞めてしまうと、お金がなくなる前に転職先を見つけなくてはいけません。お金がなくて転職に焦ってしまうと、志望度の低い企業へ転職せざるをえない状況になることも。
一般的に「転職活動は3~6ヶ月で決まるケースが多い」ですが、すぐ決まる人もいれば、ずっと決まらない人もいます。転職先がいつ決まるかは転職活動をしてみなければわかりません。退職は「確実」ですが、転職は「不確実」なのです。
そのため、退職してから転職活動をすると「収入がない」ことがネックとなってきます。収入がなくても1年は生活できるほど貯金があればまだよいですが、1年以内に転職先が決まる確証もありません。
転職活動は生活費だけでなく交通費もかかります。遠方に住んでいると交通費も馬鹿になりません。お金がないことで志望度が低い企業へ転職するのであれば、何のために転職をしたのかよくわからなくなります。
最悪の場合、お金がないから派遣やアルバイトをすることとなり、転職活動の時間がとれなくなってしまうケースもあります。収入がないことで焦って転職先を決めてしまうことになりがちですので、退職後に転職活動をするのはおすすめできません。
2. マイナス評価となる
退職後に転職活動をすると、人事部の担当者から「計画性がない人だ」「会社が嫌でただ辞めたかっただけでは」と考えられ、マイナス評価となることが多いです。
また、キャリア的にも、次の転職先が決まるまでの期間は無職期間となるため、マイナス評価となります。
面接でも、なぜ退職してから転職活動をしたのかを質問されます。このときに明確かつ人事部が納得できる理由を説明できないかぎりは、マイナス評価になってしまいます。
「会社が嫌だから辞めた」
「転職したいから辞めた」
といったネガティブな理由であれば、転職することは難しいでしょう。しかし、在職中に転職活動をすれば、無職期間に対して質問されることもありません。退職後に転職活動をするのはおすすめできないのです。
3. 転職しないという選択肢がなくなる
転職活動をしていると、今の会社のほうがましと思うケースがあります。退職後に転職活動をしていると、出戻りでもしないかぎり元の会社に戻れません。保険という意味でも退職後に転職活動をするのはおすすめできません。
いかがでしたか?会社を辞めてから転職活動することはデメリットが多いです。仕事をしながら転職活動をするのがおすすめです。
著者
とば ひさし
日本維新の会、武豊町政対策委員
インフォナレッジ株式会社の社長
詳細プロフィール
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