MENU

就職・転職活動でも企業研究が重要!効率的に企業分析する方法

2018年01月09日更新

就職活動だけでなく転職活動でも企業研究は重要です。しかし、企業研究には時間がかかるのでどこまで調査するべきか悩みますよね。今回は効率的に企業分析する方法をご紹介します。

企業研究の重要性

まず、企業研究を行うことが採用されるために重要な方法であることを認識してください。

企業研究をしっかりと行わなければ、具体的かつ効果的な志望動機や自己PRを作成することができません。その結果、書類選考が通過しにくくなります。

また、企業研究が不十分だと面接でも漠然とした回答しかできません。「こいつは企業研究を全然していないな」と判断され、落とされやすくなってしまいます。

企業分析シートを作成しよう

企業分析シートをエクセルやスプレッドシートで作成しておくと便利です。分析シートに調査情報をまとめておけば、調査内容を忘れたときにもすぐに思い出せます。

また、同業界の別企業を受けるときの比較情報にもなります。後述する分析項目を中心に自分用の企業分析シートを作成するのがおすすめです。

企業分析の調査先

企業分析の調査先は主に3つです。

1. 求人ページ

まず、求人サイトのページをチェックします。募集要項、求める人材など全て目を通してください。

また、企業サイトにも求人ページがあればチェックしてください。掲載されている情報が違うことも多いからです。

2. 会社ホームページ

求人ページをチェックし、どんな人材を採用したいのか把握したら「会社ホームページ」を中心に調べていきます。企業理念、製品・サービス、採用情報などを分析していきます。

会社ホームページがない場合は、それ以外の情報を中心に分析するしかありません。

3. その他

分析しているときに不明点・もっと調べたいことがあればネット検索を中心に情報収集をしましょう。ただし、ネットメディアは玉石混交なので情報が真実なのかは自分で判断してください。

また、研究対象の企業の書籍・雑誌などが出ているのであれば読んでおくとよいでしょう。ネットにはない深い情報を知ることができます。

転職エージェントを利用している場合

転職エージェントを利用しているのであれば、転職エージェントに企業情報を聞いてみましょう。転職エージェントしか知らない企業情報を教えてもらえます。

ただし、転職エージェントは転職をさせるのが目的なので、企業のいい情報しか伝えないリスクもあります。聞いた情報が正しいかどうかは自分でチェックしたほうがよいでしょう。

企業分析するべき項目

それでは、企業分析するべき項目を順番にみていきます。

求める人物像

募集要項に掲載されている「求める人物像」「求めるスキル」などから企業がどんな人材を求めているのか把握しましょう。ここが自分に合うかどうか、合わせられるかどうかがポイントです。

採用条件

「雇用形態は正社員か」「給与・賞与」「勤務時間」「休日」「残業の有無」「福利厚生」など採用条件が希望条件を満たしているかチェックしておきましょう。

ちなみに給与に幅があるときは下限数字がベースになると考えてください。

キャリアモデル

採用ページにキャリアモデル、昇進・昇格の流れなども調べておきましょう。転職したら希望するキャリアになれるかどうかの判断もできます。

企業理念

企業理念の有無をチェックしましょう。企業理念(ミッション・ビジョン)がある会社は、企業理念をベースに経営をしていることも多いです。企業理念に共感できるかも考えてみましょう。

事業内容

採用ページの事業内容には採用職種の事業内容が書いてあります。採用職種の事業内容を中心に、企業ホームページの事業内容関連ページを分析しましょう。

主要製品・サービスなど会社全体の事業内容を把握するのがベストです。ただし、総合商社のように事業が多岐にわたる場合は、希望職種に関連する事業内容を中心に分析しましょう。

ビジネスモデル

直販、代理店、フランチャイズなど様々なビジネスモデルがあります。どんな仕組み・販路で利益を上げているのか把握・推測してください。

事業戦略

高価格戦略・低価格戦略など事業戦略も分かる範囲で調査しておきましょう。

主要取引先

どんな取引先がいるのかわかる範囲で把握しておきましょう。

業績

売上、営業利益、経常利益など業績に関連する数字をチェックしましょう。3年分の業績推移はチェックしておきたいところです。売上も大切ですが、営業利益が10%以上あるかなどもチェックしてください。

また、PLだけでなくBSまで分析する企業の財務体質も把握できます。倒産するリスクがあるかを分析ために、現預金、負債はチェックしておきましょう。

業績数字は上場企業であればIR情報で詳しくチェックできますが、中小零細企業の場合は業績数字が公開されていないことも多いです。

業界順位・競合情報

業績数字をもとに業界順位も調査しましょう。業界全体の動きも把握することが大切です。また、競合との差別化なども知っておきましょう。

経営計画・今後の目標

経営計画や今後の目標を見ることで、企業がどの方向に向かっているか、どれくらいの売上規模を目指しているかもわかります。成長志向があるかどうかチェックしましょう。

社長

社長の名前、経歴、代表メッセージなども把握しておきましょう。

沿革

企業がどんな歴史を歩んできたのか沿革ページがあれば把握しておきましょう。

社風・企業文化

採用ページや会社ホームページの写真からどんな社風・企業文化であるか把握しておきましょう。

評判

最後に企業の評判を第三者サイトから調査しましょう。企業の業務内容に対するレビューも重要ですが、一番注意したいのはブラック企業かどうかです。詳細は「口コミサイトを併用してブラック企業を見抜くコツ」を参照してください。

その他

女性比率、女性管理職の有無、誕生日休暇の有無はあるかなど、自分としては譲れない分析項目があれば、調べておきましょう。

まとめ

内定率を高めるためには企業分析が重要です。採用ページ、企業ホームページを中心に企業分析をしっかりと行いましょう。「自己分析シートを活用した自己分析の方法」も参考にしてください。

著者

とば ひさし
武豊町議会議員、日本維新の会
インフォナレッジ株式会社社長
詳細プロフィール

転職サービスランキング1位

リクナビネクスト
4.8
NO1転職サイト!転職者の8割が利用!

転職サービスランキング2位

リクルートダイレクトスカウト
4.7
年収600万円以上なら登録必須!

主要ページ