転職活動の面接での長所の答え方と例文
2018年06月02日更新
転職活動の面接で「あなたの長所を教えてください」と質問されたときの答え方と例文をご紹介します。
目次
面接官が長所を質問する理由
面接官が長所を質問する理由は何でしょうか?
短所を質問したい
短所を聞くために長所を質問しているというケースが多いです。自然な流れで短所を質問できるからです。
自己PRとは別の長所を知りたい
自己PRを質問したあとに長所を質問されるときは、自己PRとは別の長所を知りたいからです。自己PRの強みと一貫性があるかなどもチェックしています。
会社に活かせる長所があるか知りたい
会社に活かせる長所があるかを知りたいと考えています。会社に貢献できる人材かどうかを見極めるためです。
長所の基本構成
基本構成を守ることで長所を作りやすくなります。「自己PR」の基本構成と同じです。「強み」を「長所」に言い換えるだけです。
- 自分の長所
- 自分の長所を証明するエピソード
- 会社への貢献
1. 自分の長所
長所の選び方にもコツがあります。
結論ファーストで長所は1つ
最初に結論ファーストで自分の長所を1つ伝えます。最初に長所を伝えるとわかりやすく伝えることができます。
仕事に役立つ長所を選ぶ
「行動力」「マネジメント力」「責任感」など自分の能力や人間性に関するもので仕事に役立つ長所を選んでください。「即戦力で長所を活かせそう」だと思わせることが重要です。
また、「美人」「家が地主で金持ち」など容姿や家庭環境など仕事に関係のない長所を選ぶことはやめてください。「就活や転職で役立つ自分の長所例の一覧」も参考にしてください。
長所が見つからない…
自分の長所が見つからないで悩んでいる人は「長所がわからない人へ!自己分析や診断ツールを活用した自分の長所の見つけ方」「長所と短所は表裏一体?短所を長所に言い換えるコツ」を参考にしてください。
2. 自分の長所を証明するエピソード
「私の長所は責任感です」と長所だけをアピールするだけではいけません。具体的なエピソードで長所を証明をしてください。
インパクトの強いエピソードでなくもOK
インパクトの強いエピソードでなくても構いません。長所を活かしてどんな改善行動をし、どんな結果が生まれたのかを具体的に答えます。
最初は悪い状況だったけれど「長所」を活かすことで、良い結果になったという流れのエピソードにしてください。
仕事に関連するエピソードを選ぶ
仕事に関連するエピソードを必ず選んでください。仕事以外のエピソードを選んでしまうと、仕事で何も学んでいないのかなと思われてしまいます。転職活動では基本的に仕事に関連するエピソードを選びましょう。
エピソードにも基本構成がある
エピソードも基本構成を意識すると作りやすくなります。
- 問題・課題
- 長所を活かした問題解決
- 良い結果・実績
最初に問題・課題を伝える
エピソードの冒頭ではどんな問題や課題があるのかを伝えましょう。問題のある状態から長所を活かすことで問題解決ができたというエピソードであれば、長所を証明しやすくなるからです。
また、問題がある状態から良い結果・実績を出したという流れにすることで、あなたが成長していることがわかり評価が高くなりやすいです。
一方、最初からうまくいっているエピソードであれば、長所を活かせたことを証明しづらいですし、成長性がないと思われやすいです。
長所を活かした問題解決を伝える
「目標を達成するために行動数を見える化して行動回数を増やした」
「先輩からのアドバイスを活かして○○を改善した」
などのように長所を活かし、具体的にどんな問題解決を行ったのかを伝えましょう。具体的に説明するほど、エピソードの信憑性が高くなります。
良い結果・実績が重要
長所を活かして問題解決に取り組んだことで、良い結果・実績を出すことが必要です。どれだけすごい長所があり、問題解決に取り組んだとしても、良い結果・実績が出ないのであれば長所が本当だとは信じてもらえません。
また、具体的な数字を用いることで採用したいと思わせましょう。
「新入社員100人の中でMVPを獲得した」
「新規事業を立ち上げ売上3億円の事業に育てた」
「年間500万円の経費削減に成功した」
3. 会社への貢献
最後に長所を活かすことで会社に対してどんな貢献があるかを伝えましょう。
面接での長所の答え方
面接の長所は1分~1分30秒程度が目安
面接で長所を答えるときは1分~1分30秒程度(300~450文字程度)を目安としてください。
短所の回答も準備しておく
短所を質問するために長所を質問しているケースは多いです。短所の回答も準備しておくと安心です。「転職活動の面接での短所の答え方と例文」も参考にしてください。
自己PRで長所を答えている場合
自己PRを質問され強みを「長所」で答えている場合の解決策は2つあります。
1つ目が同じ長所を伝えて別のエピソードにする方法です。2つ目が別の長所を伝える方法ですが、この場合は自己PRの長所と関連性のある長所を選んでください。
履歴書に長所欄がある場合の書き方
一般的な転職活動の履歴書には長所欄がありませんが、企業指定の履歴書に独立した長所欄があることがまれにあります。
長所欄の大きさに合わせるのが基本ですが、一般的な欄の大きさであれば200~300文字程度を目安としましょう。
例文
1分程度
私の長所は「諦めない心と粘り強さ」です。
現職ではSEOコンサルタントをしておりますが、ペナルティ解除が不可能だと先輩からも言われたサイトを担当しました。なかなかペナルティ解除ができずに諦めようかと考えたこともありました。しかし、お客様のためにも諦めてはいけないと考え直し、ペナルティ解除に必要な作業をリストアップしました。2ヶ月間重要な作業から対応をしていき、何度も解除申請を行いました。
その結果、ペナルティ解除されることとなり、サイトの数字もペナルティ前までに戻すことに成功しました。私の長所である「諦めない心と粘り強さ」を活かし、御社のSEOコンサルタントとして貢献したいと考えております。
1分30秒程度
*上の例文を長くしています。
私の長所は「諦めない心と粘り強さ」です。
現職ではSEOコンサルタントをしておりますが、ペナルティ解除が不可能だと先輩からも言われたサイトを担当しました。なかなかペナルティ解除ができずに諦めようかと考えたこともありました。しかし、お客様のためにも諦めてはいけないと考え直しました。まず、ペナルティ解除に必要な作業をリストアップしました。優先度別に作業を分類し、何から対応するべきかをお客様に示しました。また、SEOペナルティ解除に関する海外情報や同業者が同様のサイトをどのようにペナルティ解除をしたのかを徹底的に分析しました。さらに大幅なシステム改修が必要になるため、改善に必要な開発仕様の資料作成も行いました。2ヶ月間ペナルティ解除に取り組み、何度も解除申請を行いました。
その結果、ペナルティ解除されることとなり、サイトの数字もペナルティ前までに戻すことに成功しました。私の長所である「諦めない心と粘り強さ」を活かし、御社のSEOコンサルタントとして貢献したいと考えております。
その他
その他の例文は以下のページを参考にしてください。
- 「自己PR・長所を協調性・チームワークにするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所を好奇心旺盛・探究心にするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所を責任感にするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所を粘り強さ・諦めない心にするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所をコミュニケーション能力にするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所を聞き上手・傾聴力にするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所を人見知りしない・社交的にするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所を向上心にするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所を負けず嫌いにするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所を真面目・誠実にするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所を几帳面(丁寧・完璧主義)にするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所を努力家にするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所を継続力にするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所を忍耐力・我慢強いにするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所をチャレンジ精神(挑戦心・積極性)にするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所を気配り(思いやり・優しい・おおらか)にするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所を計画性にするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所をリーダーシップにするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所をマネジメント能力にするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所を行動力・実行力にするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所を集中力にするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所を素直にするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所を柔軟性(臨機応変な対応力・適応力)にするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所を慎重さ・用心深いにするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所を前向き・ポジティブ・楽観的にするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所を明るい(ムードメーカー)にするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所を冷静・落ち着いているにするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所を分析力・問題解決力にするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所を面倒見がいい(世話好き)にするときのポイントと例文」
- 「自己PR・長所を笑顔にするときのポイント・例文」
- 「自己PR・長所を性格・人柄にするときのポイント・例文」
- 「自己PR・長所を体力がある・健康にしてもよいのか?」
- 「自己PR・長所を「無遅刻無欠席」「皆勤賞」にしてもよいのか?」
その他のポイント
自己PRと長所の違いは?
自己PRの強みは「長所」「実績・経験」のどちらかを選びます。実績・経験を強みにする場合は、長所と意味が変わってきます。「自己PRと長所の違いはあるのか」も参考にしてください。
「貴社」と「御社」を間違えない
履歴書・職務経歴書は書き言葉なので「貴社」と書き、面接は話し言葉なので「御社」と話しましょう。「履歴書と面接で変わる?会社の呼び方は「貴社」「御社」のどちらが正しいのか」も参考にしてください。
まとめ
長所は自己PRの基本構成と同じです。会社に活かせるような長所を選び、具体的なエピソードで長所を証明しましょう。
長所を活かすことで良い結果・実績が出たことを伝え、会社に貢献できる人材であることをアピールしてください。
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